「どんな靴を履けばいい?」理学療法士が教える、靴とインソールを選ぶ本当の理由
1. はじめに:お客様からのある質問
先日、お客様からこのようなご質問をいただきました。
「先生、私はどんな靴を履いたらいいの?」
毎日履くものだからこそ、何が自分にとって正解なのか迷ってしまいますよね。 この質問をきっかけに、改めて「靴とインソールをどのように考えるべきか」という大切な視点について、ブログでお伝えしたいと思いました。
2. 皆さんの意識を確認!そもそも、なぜ靴を履くのですか?
ここで一度、皆さんに問いかけたいと思います。
「なぜ、裸足ではなく靴を履くのでしょうか?」
もともと靴は、足を怪我や汚れから守るためのものでした。 しかし現代では、単なる保護を超えて「機能補助」としての役割が当たり前になっています。
・姿勢の崩れを支える
・扁平足や外反母趾の痛みを和らげる
・歩きやすさをサポートする
このように「足りない機能を外側から補ってくれるもの」として、高機能なシューズやインソールが求められています。 大前提として、これらは便利な「機能補助」の道具ですが、本当にそれだけで解決するのでしょうか?
3. 一生「コルセット」を使い続けますか?
例えば、腰痛になった時の対策を考えてみましょう。
・「保護」をする人:コルセットを巻いて、安静にして痛みを和らげる。
・「予防」をする人:トレーニングをして、腰に負担がかからない体を作る。
今主流の機能性シューズやインソールは、いわば「足裏のコルセット」です。 ここで考えてみてほしいのです。
「あなたは一生、コルセットを使い続けて腰痛を予防しますか?」
おそらく、そう答える方はいないはずです。コルセットに頼り切れば、本来支えるべき筋肉はどんどん弱くなり、外したときには以前よりも動けない体になってしまうからです。
足も同じです。機能に頼り切るのではなく、「自分自身の足の機能」を呼び覚ますトレーニングの必要性に目を向ける時期かもしれません。
4. インソールや機能性シューズは「不要」なのか?
では、インソールや機能性シューズは必要ないのでしょうか? 私は決してそうは思いません。 大切なのは、シチュエーションに合わせた「使い分け」です。
普段から体幹を鍛えている人でも、重い荷物を持つ時や、極度に身体へ負荷がかかる作業をするときにはコルセットを巻いて身体を守ります。
靴も同じように考えられないでしょうか。
・山登りなど険しい道を歩くとき
・旅行で1日2万歩歩くようなとき
このような、自分の身体のキャパシティを超える負荷がかかる時には、機能を補助してくれる靴やインソールを使うのは非常に賢い選択です。
5. 日常生活での新しい選択肢「ベアフットシューズ」
「では、普段の生活では何を履けばいいの?」という問いに対して、私がおすすめしたい選択肢の一つが「ベアフットシューズ」です。
ベアフットシューズとは、クッションやサポート機能を極力削ぎ落とした、限りなく「裸足」に近い感覚で歩ける靴のことです。
これまでの機能性シューズが「機能を外から補う」ものだったのに対し、ベアフットシューズは「自分の足でバランスを取り、自分の筋肉で衝撃を吸収する」ことを促します。 機能に依存するのではなく、自分でその機能を補える身体を目指す。そんな日常の積み重ねが、将来の健康な足を作ります。
6. まとめ:靴を履くだけでは足は良くならない
靴選びの正解は、単に高価な靴を買うことではありません。道具を使いこなす「主導権」を自分に取り戻すことです。
・特別な負荷がかかる時は、機能性シューズで「保護」する
・日常生活では、ベアフットシューズなどで足を「刺激」する
・そして日頃から、足のフィットネスで自分自身の「土台」を作る
厳しいようですが、良い靴を履き替えるだけで足が勝手に良くなることはありません。 大切なのは、靴という道具を最大限に活かせるだけの「足の力」を育てることです。
道具に振り回されるのではなく、道具を使いこなせるだけの足を一緒に作っていきましょう。
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